リノベーション済みマンション購入 メリット・デメリットは?

 

ブレインの営業エリアである名古屋市にもリノベーション済みマンションやフルリフォーム済みのマンション(以下リノベ済みマンションと統一します)がよく販売されております。

中古でありながら新築同様の内装でさらに新築と比べてリーズナブルな価格で販売されているリノベ済みマンション。

リノベ済みマンションの購入には他の一般的な中古マンションと比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
解説していきたいと思います。

 

リノベーション済みマンションのメリット

 

リノベ済みマンションのメリットは新築と比べて、内装が新築同様であり価格がリーズナブルという大きなメリットがありますが、一般的な中古マンションに比べて他にもメリットがあります。

 

  • 瑕疵担保責任期間が長い
  • リフォーム代を住宅ローンにまとめられる
  • すぐ住むことができる

 

このようなメリットが出てきます。
それでは詳しく解説したいと思います。

 

瑕疵担保責任期間が長い

リノベ済みマンションの売主は、不動産会社が中古マンションを買い取り、そこからリノベーション・リフォームをかけて売り出すことが多いです。

この場合だと、不動産取引の法律(宅建業法)で瑕疵担保責任を最低2年は負わなければならないと定められています。

この瑕疵担保責任とは、買主が購入時に事前に知らされていない不具合や欠陥が見つかった後に、一定期間のあいだ売主の負担で修理・修繕を行うことです。

 

 

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不具合・欠陥とは具体的に

・雨漏り
・白アリの被害
・給排水設備の故障
などです。

 

 

個人が売主の場合だとこの瑕疵担保責任が3か月~6か月が一般的です。

リノベ済みマンションは2年の場合が多いので、通常よりも長い期間に設定されています。

 

リノベ済みマンションの多くはみ始めて2年以内であれば白ありの被害や雨漏りが発生しても自分で費用などを負担をすることがなく修理をしてもらえるということです。

また、リノベ済みマンションを販売する不動産会社の中には、この瑕疵担保責任期間がさらに伸ばしていたり、設備ごとの保証を手厚くする会社もあります。

 

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プロがリノベ・リフォームするのだからちゃんと責任を持ちます。
ということですね。

 

リフォーム代を住宅ローンにまとめられる

リノベ済みマンションの場合は、リノベ工事の代金も含めて物件価格として売りだされます。

そのため、リフォーム代も住宅ローンにまとめられるというメリットがでてきます。

 

中古マンションを購入してから、ローンを組んでリノベをする場合だとリフォームローンを別途組む必要があります。

 

中古マンションを購入してリノベする場合

  • 住宅ローン+リフォームローン

リノベ済みマンションを購入する場合

  • 住宅ローンのみ

 

住宅ローンは低金利で返済期間も長く設定できますが、リフォームローンは住宅ローンよりも高い金利で返済期間も短めのため返済の負担が多くなります。

リノベ済みマンションであれば、住宅ローン一本にまとまられるので、購入してからノベするよりも金利負担が少なく済みます。

 

すぐ住むことができる

リノベ済みマンションは購入してからすぐ住むことができるのもメリットのひとつです。

リノベしていない中古マンションもすぐに住める物件もありますが、売主様が入居中で引渡しまでに時間がかかったりすることもよくあります。

 

リノベ済み物件は基本的に「空室」ですので売主との調整をすることなくすぐに暮らし始めることも可能です。

 

ベースオン
売主が不動産会社の場合が多いので引き渡しまで購入者(買主)のスケジュール感で調整が可能なのもいいですね。

 

リノベーション済みマンションのデメリット

リノベーション済みマンションにもデメリットはあります。

以下のようなことが考えれられます。

  • 自由度が低い
  • 築年数に要注意
  • 外観や共用部は対象外

 

詳しく解説したいと思います。

 

自由度が低い

リノベ済みマンションは既に完成された物件です。
そのため、自分好みの間取りだったり、デザインにすることができないのが残念なところです。

 

 

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・自分で間取りをデザインしたい
・設備や内装を自分で選びたい

このような方はリノベ済みマンションには不向きかもしれません。

 

 

築年数に要注意

リノベ済みマンションの場合は築年数がとても古い物件もなかには出てきます。

築年数が古いと地震の際に耐震に不安があったりしますよね?

それだけでなく、マンション購入時の税金の優遇も受けられなく可能性もあります。

詳しくは下記コラムを参考にしてください。

地震に強い分譲マンションの構造は? 見分け方は?

中古マンションの耐震は大丈夫? 旧耐震のマンションの選び方は?

 

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築年数が古いリノベ済みマンションを買う場合は要注意です。

 

外観や共用部は対象外

リノベ済みマンションは部屋の間取りや給排水設備などはきれいにされますが、外観や共用部などはなにもされておりません。

部屋はすごくきれいだけど、建物の外観やエレベーターや廊下などはボロボロ。なんてこともあります。

管理がしっかりとしているマンションであれば、築年数が経っていてもきれいな外観を保っていたりします。

 

ベースオン
部屋だけでなく建物の管理状況も見ておくといいですね。

 

 

まとめ

リノベ済みマンションには間取りや設備などだけでなく、リノベされていない中古マンションとは違ったメリット・デメリットがあります。

それぞれの特性が分かれば、物件探しもスムーズにいくと思います。

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