マンションには区分された専有部分・専用設備があります。
それとは別にマンション内の廊下、階段、エントランスホール、エレベーター、
管理人室や受電設備といった他の住人と共用して利用する共用部分・共用設備があります。
マンションの共用部分には必要最低限のものもありますが、
最近ではゲストルーム、ラウンジ、集会室や宅配ボックスなどの付加設備があることが一般的になっています。
マンション共用設備は維持コストがかかってくる
これらのマンションの共用施設には、設備を作るときの費用だけでなく、
維持管理するための費用も毎年管理費用としてかかります。
使用されていなかったり、無駄な共用施設がある場合はムダに管理費が高くなる可能性があるので確認しましょう。
共用施設の維持管理をするために管理費や修繕費を入居が負担しなければなりません。
使用されない共用施設にお金をかけるのは非常にもったいないですよね。
特に無駄では?という声をよく聞く、マンション共用施設はをピックアップしてみました。
(1)キッズルームや保育施設
またお子様の成長につれ3、4年もするとほとんど誰も遊ばなくなる傾向があるようです。
また周囲の住戸からうるさいと苦情が出たり、事故などが起きた際の責任問題のことから
ほとんど使われなくなるそうです。
(2)ジム、フィットネスルーム
ジム機器の維持管理、清掃や水光熱費等のランニングコストが高く負担が大きいものになります。
また、経年劣化に伴う設備の改修コストも必要になってきます。
利用者も一部の住人に偏ってしまいがちという傾向もあり、多くの入居者のメリットと見合わないケースが多いそうです。
(3)噴水や滝、人工池などの設備
エントランスなどにある噴水や滝、人工池は一見華やかに見えますが
定期的な清掃代、水道代などのコストが非常に高くつきます。
それだけでなく、安全に配慮されていないため小さな幼児などは事故になる可能性もあり危険です。
(4)ゲストルーム
入居者のご両親や知人・友人などが宿泊するために用意されるマンションの「ゲストルーム」。
使用料金は近隣のホテルに比べて割安に設定されていることが多いですが、
ゲストルーム室内の定期清掃やリネン等の交換などの管理コストが重くかかってきます。
実際ほとんどの方は住居内に一緒に泊まるか近くのホテルに泊まることが多いそうです。
(5)温泉施設やプール
今は全くみなくなりましたが、一時期流行った温泉施設も不要な共用部です。
循環ポンプや清掃などで維持管理費がとても多くかかります。
なおかつ利用者もとても少ないためもっとも不要な共用部だといえます。
(6)コンシェルジュサービス
マンションの各種共用施設の予約管理や居住者へ向けたクリーニング等のサービス受付で
管理人とは別にコンシェルジュを配備しているケースがあります。
提供サービスやメニュー内容が少ない場合なども多く、
人件費を負担してまで必要であるか考えると疑問を持たれる方も多くいるようです。
最低限として応接スペースがあればよいのではないでしょうか。
応接スペースがエントランスの脇などにあれば、管理組合の打ち合わせや集会、家に招くまでもない来客などに利用することができます。
無駄に管理費もかかることでもないのであると便利だと思います。
お話ししたような特殊な共用施設は必要なものというより、広告宣伝のために作られた場合があります。
その維持のために毎年無駄な管理費を払うのはもったいないものです。
マンションにそういった共用施設があった場合、本当に自分が必要なのか、無駄な施設なのかをよく考えて購入することをおすすめします。
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