ハザードマップで災害被害を予測しよう

 

気に入った物件があった際に確認して頂きたい事項があります。
それは地域の災害にあった場合に危険が想定されるかどうかです。

今回はその予測や避難場所などがわかるハザードマップについてお話ししていきます。

ハザードマップとは

ハザードマップ、あるいは被害予測地図(ひがいよそくちず)とは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。
ウィキペディアより

ハザードマップから分かることは主に

・水害

・想定浸水区域、過去の浸水実績

・土砂災害

・土石流や崖崩れの恐れのある地域、土砂災害防止法の区域

・地震、津波

・液状化の恐れのある場所、高波時に通行止めになる場所

その他に災害があった場合に避難経路や避難場所などを記した防災マップと呼ばれる地図で閲覧する
ことができます。

では、次にハザードマップの調べ方をお話しします。

ハザードマップポータルサイトから調べられる

ハザードマップは主に市区町村のホームページに掲載されています。
ただ、そこから目的のサイトに辿り着くまでHP内を探索しないといけず、時間がかかります。

そこで、ハザードマップポータルサイトを利用すると簡単に調べられます。

ハザードマップポータルサイト

これは調べたい地域をそのサイトから検索することでハザードマップの情報をダイレクトに知ることができます。
※一部地域では調査できない場所もあります。

私も物件の調査時はこのサイトで下調べをすることが多いです。

どんな地域の土地だと調査した方がいい?

基本的にはすべての地域で調査する必要はあります。
なお不動産会社に聞けば調べてくれますので、基本的には自分で調べる必要はありませんが・・・。
ただ、土地探しの際に一つの指標となるので知っておいて損はないと思います。

1.川や海の近く

川や海の近くは、津波や浸水などの被害の可能性があります。
ハザードマップで浸水実績・想定区域や津波、洪水ハザードマップを利用しましょう。

2.傾斜地・がけなど

傾斜地やがけの上などの土地は土砂災害の可能性があります。
がけ条例や土砂災害警戒区域などといった地域に指定されているかどうかの注意が必要です。
このような場合、擁壁(ようへき)や建物高さなど、家を建てる際に制限が出てきます。

土砂災害ハザードマップ、土砂災害警戒区域などを利用しましょう。

3.火山の近く

火山灰が降灰や土石流などの災害の可能性があります。
火山ハザードマップで火山灰の降灰区域や避難場所を確認しましょう。

なお、愛知県はどの地域も火山ハザードマップはありませんでした。
愛知県に住まう方はあまり気にされる必要はないかもしれませんね。

 

まとめ

災害のおそれのある地域はハザードマップで調査しましょう。
ハザードマップポータルサイト

地域によっては家を建てる際に制限が出る場合もあります。

基本的には自分で調べる必要はなく、物件を出している不動産屋や媒介を依頼している不動産に調べてもらいましょう。

土地の契約をするまで知らなかった・・・。
という事にならないためにせめて頭の片隅にはいれておくと良いかもしれません。

 

 

 

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