不動産を購入するする際は物件の間取りや設備状況だけでなく、立地がどのような場所にあるかはとても重要です。
立地といってもほとんどの方は駅からアクセスなどに目を向けてしまいがちですが、他にも抑えておきたいポイントがあります。
それは浸水区域に該当する地域かどうかです。
今回は名古屋市熱田区の浸水区域についてハザードマップを用いて調査しました。
ハザードマップとは、大雨や洪水などの自然災害をあらかじめ予測し、予測した被害の範囲を地図化したものです。
令和2年8月28日より、不動産取引において、対象物件について水害ハザードマップについて事前に説明することが義務付けられました。
不動産会社は取引する物件について【売買】や【賃貸】にかかわらず、ハザードマップにおける説明を必ず行う義務があります。
ハザードマップについては下記コラムにて詳細を解説しています。
ハザードマップで災害予測をしよう
名古屋市熱田区や他の名古屋市のハザードマップは名古屋市のサイトから手に入れることができます。
あなたの街の洪水・内水ハザードマップ
それでは名古屋市熱田区のハザードマップをみていきましょう。
※資料は名古屋市のサイト内”あなたの街の洪水・内水ハザードマップ”を参照・抜粋しています。
上の図は熱田区の洪水・内水ハザードマップです。
熱田区のハザードマップには以下の情報が載っています。
色で塗りつぶされている箇所が想定浸水区域になります。
色の違いにより浸水の深さが変わっていきます。
浸水の深さは以下になります。
熱田区は黄色(0.5m未満)・緑色(0.5m~1.0m未満)・水色(1.0m~2.0m未満)と色分けされているのがわかりますね。
水色に関しては建物の1階と同じくらいの高さなので危険性が高い水準ですね。
ハザードマップを使って詳しく調査していきましょう。
大雨警報が出た場合などの大雨による熱田区の浸水想定区域のハザードマップをみてみましょう。
上の図は熱田区の大雨警報が出た場合に想定される浸水区域です。
とくに熱田区の中心を通っている堀川から西側(左側)に、黄色(0.5m未満)から緑色(0.5m~1.0m未満)の色付けがされています。
熱田区の大雨による浸水想定区域は堀川より西側に多く指定されていますが、そのなかでも船方の地域を中心に浸水区域が指定されています。
上の図は大雨による浸水想定のハザードマップを拡大したものです。
堀川から西側。駅でいうと六番町駅の東側の船方の地域が浸水想定区域に指定されているのがわかります。
さらに南の千年の地域も浸水想定区域にかかります。
ハザードマップには映っていませんが熱田区の西側に庄内川が流れています。
庄内川が氾濫した場合、熱田区まで影響がでる可能性があります。
上の図は庄内川が氾濫した場合のハザードマップです。
とくに南側(船方・千年周辺の地域)は水色(1.0m~2.0m未満)に色付けされているためより深い浸水想定区域に指定されています。
熱田区東側は比較的浸水想定区域が少ないですが、堀川より西は大雨や庄内川が氾濫した場合に影響を受ける可能性があります。
しっかり確認して物件探しに役立ててください。
熱田区の洪水・内水ハザードマップページはこちら↓
http://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000112461.html
熱田区のハザードマップのPDF版はこちら↓
http://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/cmsfiles/contents/0000112/112461/kozui_atsuta_chizu.pdf
名古屋市の各区のハザードマップ情報についての記事はこちら↓
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